1980-10-30 第93回国会 参議院 運輸委員会 第3号
置き石であるとか置き物とかあるいは踏み切り障害は若干減少しておりますが、悪質なものとしては踏み切りの障害、線路支障、あるいは転轍機の妨害等によります脱線事故が十六件発生しております。それによる列車の遅延は六千六百二十四件というような実害がございます。
置き石であるとか置き物とかあるいは踏み切り障害は若干減少しておりますが、悪質なものとしては踏み切りの障害、線路支障、あるいは転轍機の妨害等によります脱線事故が十六件発生しております。それによる列車の遅延は六千六百二十四件というような実害がございます。
○山岸説明員 昭和四十九年度と昭和五十年度とを比較いたしまして、列車事故と私どもが称しております列車衝突、列車脱線、それから踏み切りにおける踏み切り障害の列車事故、それらを含めまして一年間で約十件減っております。
交通事故は、ここにもございますように大きく分けますと、たとえば車両故障というようなそれ自体の原因に基づく部内原因と、たとえば踏み切り障害あるいは列車妨害のように部外的な原因によって起こるものとに大別されます。先ほど申し上げました部内的原因は、さらに人的な原因と物的な原因とに分かれております。
最近の踏み切り事故の増大につきましては、もう申し上げるまでもございませんが、特にこの踏み切り障害によって列車が正面衝突するという事態が最近何回か起こって、非常に大きな問題、つまり踏み切りでぶつかって脱線をしたところへ反対の列車が来て正面衝突する、こういう事態が数回にわたって起こって参っております。
現在、鉄道事故と申しますのは、踏み切り事故を含めて私ども鉄道事故と考えておりますが、この鉄道事故の内訳を、鉄道側の責任による鉄道事故と、踏み切り障害による鉄道事故とに分けて考えますと、年々鉄道の責任による事故は、国鉄、私鉄ともに減少の傾向ないし頭打ちの状態でございます。ただ、踏み切り事故の方が、主として自動車が多くなったという原因によりまして、累年増加しているような状況になっております。
踏み切り事故につきまして、これもごく大づかみな数字を申し上げますと、昨年度の成績で申しまして、一日平均七件の踏み切り障害が起こっております。つまり列車と車あるいは人とぶつかるのでありますが、大部分は車、そのうちでも自動車でございまして、これと一日平均大体六回余りのぶつかり方をしております。
踏み切りは全国で約四、五万の個所がございますが、そのうちの大部分が無人、第四種の踏み切りで、毎日のように踏み切り障害が起っておりまして、そのために非常に死傷者も多いし、また輸送力を阻害する点も相当ございますので、この踏み切りを何とかいたしたいということで、今回の予算にも特にその踏み切りの改善についての予算をたしか二十数億だつたかと思いますが、組み入れた次第でございます。